青色オード・ミー

腐女子が学級会などに言及するブログです。

腐女子はTwitterを辞めたほうがいい

 最近、このツイートがバズった。

 そして予想通りではあるが、批判の的にもなっている。

 ここから書くことに関しては、それぞれのツイ主の該当ツイートのみについて言及するもので、ツイ主たちの事情について一切勘案していないことをご了承いただきたい。

 このツイートを見た時、正直私は「分かる」という気持ちでしかなかった。
 地雷ぐらい避けてくれ。ちらっと見えただけで気が付いた瞬間に逃げればいいだけで、地雷を踏んだだのなんだの騒ぎ立てないで欲しい。あなたが別カプを好きなように、私はこのカプが好きなのだし、わざわざ凸ってきたり、過剰に注意書きを求めるな、と。

 知らん。
 地雷カプでてきたらその時点で見なかったふりをすればいい。
 腐女子として二次創作で原作になかったBLカップリングを作り出している時点で、同じ穴の狢だ。「趣味が合わなかった」だけのことを「地雷」という言葉にして言い争っていることは不毛でしかない。
 140字程度、あるいは絵の1枚程度、見てみないふりをすればいい。

 Pixivに関してもこんな意見を目にした。
 「開かなければいいって言うけれどサムネイル画像は見えてしまう」「逆カプ作品なのに、キャプションに自カプが入っていて検索にかかって開いてしまった」などといった意見だ。
 それが、「ABだとタグに書いてあった作品を読み切ったら、ABは破局してACオチだった」とか、「注意書きは一切なかったのに、ABタグでBA絵が入っていた」とか、それなら文句を言うのもまだわかる。
 サムネサイズですら地雷カプの絵が見たくないのも、自カプかと思って開いた作品がキャプションをよく読んだら逆カプで驚く気持ちもわからないことではない。
 でも、サムネごとき見なかったふりはできないのだろうか。キャプションを読んだだけで、本文を読まなかったのだから不幸な事故で片付けられないのだろうか。
 それができないのなら、ありとあらゆる作品がざっくばらんに突っ込まれている可能性のあるものに、足を踏み入れないほうがいい。Twitterでは鍵垢に籠って、自分の好きな人の好きなツイートだけ見ていればいいし、Pixivでは安心できる作家さんを見つけてその人の作品だけ巡回していればいい。
 「地雷カプ踏んで気分が最悪」とか、こちらが知ったことではない。
 少なくとも私は、自分が好きではないカプを見ても、見なかったふりができる。それこそ、元ツイートのようにブラウザバックすればいいだけではないのか。

 これこそ、知らんと言いたい。
 できるアドバイスとすれば、そのフォロワーとの縁を切れ。フォロワー自体は普段地雷カプのことを言わないなら、リツイートをミュートしろ。
 「でも一回地雷を踏んだ後の対処療法に過ぎませんよね?」
 そういう意見が散見されるが、正気かと言いたい。地雷だ何だというのは自分のわがままではないのか。「私〇〇嫌いです!」といえば、周りが気を付けてくれると思っているのか。一回ぐらい我慢して、対処すれば解決するのではないか。もしもその地雷カプが飛んできた一回が耐えられないのであれば、今すぐTwitterそのものを辞めたほうがいい。
 この人が言う魚雷なんて、作者がいくら気を付けていようと関係ない。「ABカプです!」と書いてあったところで、サムネサイズですら目に入るのが嫌だということだろう。
 知人のリツイートで地雷カプ回ってきたんですけど、なんてクレーマーもいいところではないか。作者には一切関係ない。

 ここに挙げたツイートの主が腐女子でなかった、あるいは私が今まで述べてきた状況とは異なった状況を想定していたら申し訳ない。

 今回の反論に関して主な意見をまとめると以下になると思う。

・ワードミュートしても引っかかる
・踏んでしまった段階で不愉快
・地雷カプなどそもそも見たくない
・自カプの検索に引っかかってほしくない

 なら、地雷カプが載っていそうな媒体全部見るな。
 昔の個人サイトならば、サーチの段階でカップリングがわけられる。それならば地雷に関してはほとんど見なくて済むのだから、そっちしか見なければいい。
 腐女子をしている時点で、「自分が好きじゃないカプ」が存在するのは織り込み済みではないのか。「そういう人もいるんだなぁ」と思わずに「地雷」と騒ぎ立てることにどんな意味があるのか。

  今回の件で、ワードミュートだの「勝手に目に入ってくる」だの「検索避けしなければならないのは出す側」だの言う権利があるのは、「腐女子」(あるいは「夢女子」)でない側の人だと思う。
 自分が好きなキャラが、非公式カップリングで付き合っているとかなんとか、そういった対象として扱われているのが不愉快だという人はいるだろう。そういう人から、文句を言われるのは当然だ。
 現在の腐女子、というか非公式カップリングを隠そうという意図が見られない人が多すぎる。某探偵界隈のカップリングでつい最近話題になった通り、二次創作のカップリングであるにもかかわらず、いかにも公式然として振る舞う腐女子の図々しさには辟易する。
 ただ、「非公式カップリングの検索避け」と「腐女子の地雷カプの検索避け」を同列に語らないで欲しい。
 R-18、グロ、リョナ等、当然のごとく注意喚起をしなければならない要素以外で、地雷カプを踏まされたからなんだというんだ。界隈にいれば、というか地雷というぐらいなのだからそのカップリングがいることは当然認知しているのだろう。いきなり、自分の好きなキャラがBL扱いされているをの目の当たりにした一般のファンの衝撃の比ではない。
 繰り返して言う。「地雷です!」なら、避けろと。

 問題はこれだ。
 腐や夢は、非公式である以上、不愉快な思いをする人がいるから隠れたほうがいい。
 夢界隈は正直よくわからないから、ここからは、あくまで腐界隈の話に限定させてもらう。
 個人サイト時代にはあれだけ「公式との複数タブ禁止」やら「オンラインブックマーク禁止」などをサイトの入り口に掲げ、検索避けのために作品名をさまざまな言葉に置き換え、「パスワードは(キャラ名)の誕生日の4桁の数字です」とか言って、ややこしくはあったものの「その趣味」を持っている人以外には作品を見られないようにしていたのに。
 今は、「だから腐女子」は、と指摘されているようにTwitterでキャラ名の検索をかけただけで腐ツイートがひっかるようになってしまった。
 正直、Twitter腐女子には向かないと思う。
 Twitterというのは、全世界に公開されている場である。作品を純粋に好きなファンにも見られてしまう。あるいは、もっとまずいことに、作者先生本人に見られてしまう。
 先生も分かっているとは思う。キャラクターが二次創作でそういう風に扱われているということは、察していると思うがそれを分かったうえで「隠れているふりをしているから見ていないふりをして黙っている」という関係であると思う。それが、どう考えても、最初の「隠れているふり」ができていない。その状態であれば、「見ていないふりをして黙っている」がいつまで続くか分からない。
 腐女子Twitterを辞めたほうがいい。
 鍵垢に籠っているならともかく、カプについて鍵垢でしか語らない、鍵を開けたりしない腐女子がどれだけいるだろうか。
 ただし、Twitterというのは腐女子にとって便利なものだった。
 いままでコソコソと隠れてやっていたところで、同士はなかなか見つからない。サイト管理者同士で繋がっている人は多かったが、それもかなり勇気を出して凸らなければ相互リンクにすらならなかったし、ROM専であれば好きなサイトにコメを残すぐらいしかすることがなかった。オフの場で交流することもあっただろうが、それも時々しかやらなければ関係など築けるわけがない。
 作品が無くても、同士と繋がりたい。作品という形にまでしなくても萌語りがしたい。それが、簡単にできるようになってしまった。できると分かってしまったのに、これから先、また前のサイト時代のように「サイトを持つ者は交流できる」「それ以外の人は感想を残すのみ」「あとはイベント会場で会う」極端に言えばそれだけになってしまうというのは無理だろう。
 偉そうに書いてきたが、私もTwitterが無くなるのは悲しい。毎日ありとあらゆるツイートで新しいカップリングを見ることもできるし、140字の中で最高のシチュエーションを生み出す人もいる。

 腐女子がオープンでいられる場、を作ることができればいいのにと思う。
 少し前に話題になったマストドン
 文字数制限やツイート公開範囲などについて、Twitterと多少の違いはあるが、使い方はほぼTwitterと一緒だ。
 大きな違いは、Twitterというのは「Twitterをやっている人たち」という大きなくくりで一つのコミュニティに属していると言えるが、マストドンはコミュニティを限定できる。フォローの関係やリスト機能とかではなく、そのコミュニティに入っている人たちでしかリツイートやフォローフォロワーの関係になれない。小さなTwitterがいくつもあるようなものだ。
 例えば、Pixiv社がやっているマストドンはPawooという。そんな感じで、それぞれがコミュニティを新たに新設できる。
 そういった形で腐女子コミュニティがあればいいのにと思う。そうしたら、その中でキャラ名のツイートをしたところで、「腐女子ではない人」の目に触れる機会は著しく低くなる。リツイートを回す先も、表示される先も、すべてコミュニティに属しているのが腐女子だけだからだ。
 あくまで私は、だが、知らない作品のカップリングでも気になったらそこから原作の履修をすることがある。そういった意味で、「作品」や「カップリング」だけにこだわらないコミュニティが欲しい。それに、前記事で少し書いたが、あらゆるジャンルを掛け持ちしていたりすると、ただ「カップリング」などでしかコミュニティがない場合には垢分けが大変になる。ただ、腐女子という括りであれば、自由度も増して、今Twitterを使っているのとほとんど変わらない使用感で、これからも同人界隈を楽しめるはずだ。
 その際もきっと、「このカプ地雷です!」とかなんとか言う人はいるのだろう。本人に凸しなかったところで、「タイムラインに地雷カプ流れてくるからしんどい」とかなんとか文句を言う人は出てくる。
 まあ、そういう人は、コミュニティに入らなければいいだけの話だ。