青色オード・ミー

腐女子が学級会などに言及するブログです。

リバと逆カプの違いについて

 タイトルの件、結論から先に言うと「”A×Bというカップリング”と、”A×BのこともB×Aのこともあるカップリング”は別物である」という話だ。以上でも以下でもなく、このことについて無駄にダラダラと述べようと思う。

 まず、私は左右固定ではないカップリングのほうが多い。解釈が一致していれば、リバも逆カプも読むことができる、むしろ好きだ。しかし逆に解釈が一致していなければ、あらゆるカプは読めない。逆カプとかそれ以前に「その組み合わせ」はできれば目に入れたくない、といった気持ちにすらなる。

 ただし、左右固定派の気持ちもわかる。結局左右固定派も私と同じで、「逆カプは解釈違い」だから左右固定なのだ。だから、私たちは棲み分ければうまくいく。私はいくら解釈が一致していようと、左右固定派を公言する腐女子に対して逆カプ、リバの話はしないし、逆にABならAB、BAならBAの人とその話をする分には問題ない。

 しかし一部には左右固定派の中でも過激が言動が目立つ人たちがいるもので、「逆カプはあり得ない」「この二人のことを好きと思えない」みたいなことを言われることがある。私たち腐女子はあくまで可能性の話をしているだけであって、商業BLのようにすでに決まった二人の組み合わせをひっくり返そうとしているわけではないのだから、可能性の想像は許して欲しいと思うのだが……。

 閑話休題、更にその一部――見かけたことがあるというだけの意見なのでこれが左右固定派の総意だと思っているわけではないのだが、このように思っている人を目にしたことがある。

 それは「逆カプ=リバ」の図式。

 左右固定にこだわらないほうが多い腐女子から一言、物申してもいいだろうか?

 

 「逆カプ」と「リバ」は全くの別物です!!!!!!!!

 

 左右固定派の方からしてみたら、もしかしたら両方とも同じぐらい気が狂っているように見えるのかもしれない。そして私たちの中でも明確に、「逆カプ」と「リバ」の間で棲み分けがきちんとされているのかと言われたら、それはそうでもない、それは認めよう。ABとBAの人たちがきっちりと分かれて生息しているほどは違いはない。

 でも、「逆カプ=リバ」かのように言われたらそれは違うと言いたい。それはもう、声を大にして。どれぐらいの違いかと言えば、少しの好みの違いみたいなものだけれども。みかんとオレンジぐらいの味の違いぐらいと言われればそれまでなのだが。

 逆カプとは、ABに対してのBAであり、そのBAが肉体関係的にABになることはないBA固定といったカップルのことである。

 リバとは、ABに対してのABAであり、その日によって肉体関係がABになったりBAになったりするようなカップルのことである。

 ここには明白な違いがある。じゃんけんでその日の夜の相手がどちらかを決めるとしたらそれはABAでリバであり、逆カプではない。Bが常に攻めでAが常に受けで、肉体関係がひっくり返ることがないのであれば、それはBAで逆カプであり、リバには該当しないのだ。

 それを一括りに「逆カプ」または「リバ」と言われたら、それは違うということだけは言っておきたいのだ。つまり、個人的な解釈として、「逆カプ」はアリだが「リバ」はナシなカップルもあれば、「リバ」のほうがメインだと思っていて「逆カプ」(及びAB)はあまりしっくりこないと思っているカップルのことだってある。

 左右固定ではない時点で、左右固定派から見たら「節操がない」と思うかもしれないが、私たち「逆カプ」も「リバ」もものによっては嗜む腐女子にとっても、違いや棲み分けはあることだけ、頭の片隅に覚えていてもらいたいと思う。