青色オード・ミー

腐女子が学級会などに言及するブログです。

炎上したことがあるジャンルとそのオタク

 自ジャンルが炎上したことはありますか?

 何をもってして炎上とするかはその人の価値観によっても異なるだろう。自ジャンルで学級会が開かれた、ファンのマナーが悪い、などオタクの暴走といった「オタク側の問題」によって炎上と呼べる規模の騒動になることも多々ある。

 ただ今回の場合の炎上は、「運営に問題」があった場合に限った話をさせてもらおうと思う。

 自ジャンルが炎上したことはありますか? 私はある。あるというか、ハマりかけていたジャンルがそういう風に燃えたことがある。

 私がハマりかけていたジャンルで起きた「運営の問題」はトレパク問題だった。検証画像などが次々と上げられ、当時覇権をとっていたジャンルだけあってそういったツイートは毎日のように流れてきた。最初に見つかったものから芋ずる式に色々と「トレース」や「パクり」といった問題があったことが明らかになった。

 自ジャンルと呼べるほどまでハマっていなかったということもある。でも、「トレパク問題」にはどうしようもなく心が離れた。トレパクは決して許されるものではない。それは当たり前の共通認識で、更にオタクをしていればなおさら強く感じることだろう。自分が好きな作品が、トレースされたら? パクられたら? と考えれば、より強く「トレパクは絶対にダメだと」感じることだろう。

 だからこそ「トレパク」が出てきてしまうジャンルは、オタクをするジャンルには適していない。トレパクをするような運営はきっと他にも同様に杜撰な管理体制があることだろう。運営が良くないジャンルを好きになっても、自分が不幸になるだけだ。

 でも、それよりも何よりも、「トレパクジャンルを推しているオタク」という状態になることが耐えられなかった。トレパクは決して許されるべきではない、なのにそれを許容して、他人の作品を踏みにじっているものを「好き」だと表明するなんて。トレパクを許すオタクになりたくない、その気持ちが一番強く働いた。

 でも、炎上したジャンルでもある程度オタクが残る。一時覇権を取ったジャンルとなおさら、その数は少なくない。自ジャンルと言えるほどまでハマった人間は、運営やファンがおかしくてもなかなか作品が「好き」だということをやめられない。そういうものなのかもしれない。

 でもやっぱり、炎上をしたジャンルからはまともなオタクは離れていく。運営に失望して、害悪ファンに嫌気がさして、その理由は様々でもオタクである以前にまともである人間は「杜撰な運営」や「暴走するファン」といったまともじゃないものが耐え難くてジャンルから離れていく。そのため、炎上後のジャンルには、まともなオタクが残りづらい。

 正直、そんなジャンルに残り続ける理由が理解できない。トレパクを許すオタクになる、まともなオタクが消える、運営がまともじゃないことが分かっている、そんなジャンルに残り続けるメリットが無い。

 もちろん、作品のことを好きになっちゃったらそんなメリット、デメリットで判断できるものではないのだと思う。好きになるのは、意識してなるものではない。でも、炎上が起きたら、「嫌い」になる理由にはなる。

 どうしても、炎上が起きたジャンルで盛り上がり続けるオタクを見ると思ってしまう。まともなオタクが消えたジャンルに居続けられるオタクに対して、「あんな炎上をしたジャンルなのにまだいるオタクということは、害悪なのかもしれないな」と。少なくともトレパク炎上で黒がほぼ確定した状態で、そこにとどまり続けるオタクのことは害悪としか思えない。

 炎上の理由は様々な理由で、一部の害悪オタクの暴走だけならそうは思わないところも大きい。でも、やっぱり、ジャンルそのものの治安が良くないところのオタクだと聞くと、「あの中に居られるということはこの人自身ももしかして?」と思わざるを得ない。また治安の良くないジャンルにいることが、オタクをしている上では、良いことが起きる確率よりも悪いことが起きる確率の方が高い。そんなジャンルからは早くいなくなった方が身のためだ。

 炎上したジャンルにいることは何もいいことが無い。それを踏まえたうえでもなお、そのジャンルにとどまり続ける覚悟があるなら、自ジャンルと呼び続けるといいと思う。私は決しておすすめしない。