PixivでPV数を稼げる小説を書く方法
もらえるものなら評価が欲しい。
いいや、もらえるものならではなく、評価が欲しい。いいねされたい、感想が欲しい。承認欲求がどうだかとかの批判はよくされるが、知ったこっちゃない。評価されたい、されたら嬉しい、当たり前ではないだろうか。
では、どうすれば評価が得られる作品になるのか。
Pixivに限らず、評価を得るためにはまずPV数を伸ばさなければならない。
これは単純な話で、仮に作品を30人が見た場合はいいねは最大30件までしかつかないが、3000人が見たらいいねは3000件まで付く可能性がある。そのため、評価が欲しいならばまず見てもらう必要がある。
しかし、小説というのは二次創作の中でもイラスト・漫画に比べてユーザーが少ない傾向にある。つまり、小説のほうがイラスト・漫画比べてPVが伸びない。
その中でも、PVを稼ぐためにはどうすればいいのか。
私が今まで二次創作の小説を書いてきた中で、「これをすればPV数が上がる」と実感できたことをまとめた。
1.人気ジャンル、人気カプの作品
人気のジャンルなら注目度は高いため、必然的にPV数が多くなる。また、人気のカップリングも同様に、タグで検索をかけているユーザーが多いためPV数は多くなる。
2.エロ描写がある
分かりやすくエロのほうがPV数が伸びる。
Pixivは年齢設定に18歳未満として登録されているユーザーにはR-18作品が検索結果に反映されないような仕組みになっているため、アクティブユーザーのうち一定数のユーザーの検索結果には初めからR-18タグが含まれる作品は出ないはずなのだが、R-18タグを含む作品のほうがPV数が伸びる。つまり、18歳以上のユーザーがエロばかり見ているということが分かる。
3.文字数が適度に多い
文字数は文章力と比例する。というよりも、短すぎる作品は読みづらい文章で構成されていることが多いと言った印象を、いままで読み手としていた中で思ってきた。
文章が読みやすく、面白い作品を書く人は文字数も適度にある。
単純に物語がすぐに終わってしまう読み応えのなさもあり、文字数が1,000字未満の作品は敬遠されやすい。
個人的見解だが、文字数は5,000~20,000字程度にするとPV数は伸びた。5,000字未満の作品は読みごたえも乏しい。また読むのにあまりにも時間がかかるものは、Pixivで手軽に読むには重い。20,000字を超えると多すぎる。個人的には長い物語も好きなのだが、やはりあまりにも時間がかかると敬遠されることがあるのは事実だ。
そのためPV数を伸ばしたいなら、5,000字から多くても20,000字の範囲に収める必要がある。
4.表紙が綺麗
これは、『美麗イラストをつけなければならない』という意味ではない。
毎回きちんとイラストを表紙にしている人は少ないが、あまりに下手な絵だと小説の内容に関わらずまず開いてもらえない。それならば、Pixivの標準の表紙のほうがいくらかましである。
単純に、この4点を押さえればPV数が伸びやすい作品になる。
つまり、評価を貰いやすい作品ができるのだ。
この4点は、実際の文章力・語彙力とは関係がない。
小説は読んでみるまでそれが面白いのか分からない。イラスト・漫画はキャプションとして表示されているところからもある程度情報を読み取って、開く前に判断することもできるが、小説はそれができない。
小説で評価を貰うためにPV数を伸ばすには、開く前の段階の、タグ、文字数、表紙が適切である必要がある。
反対に言えば、これのうちいずれかの要素が欠けているとPV数は伸びづらい。
それには文章力、語彙力とは関係がない。
知名度は関係あるかもしれないが、それは結局前作までの評価であり、評価を受けるためにはやはりPV数を伸ばさなければならない、と元に戻ってくる。
もしも現在PV数が伸びずに悩んでいる人がいるなら、文章力に欠けているのではなく先に挙げた4点について見直してみてほしい。
1.に挙げた人気ジャンル、人気カプなどはどうしようもないと言われたらその通りだ。だから、現在活動しているジャンルでPV数が伸びないことは、深く考えないで欲しい。アクティブユーザーが少ないジャンルで、そもそも沢山評価が受けられるわけがないのである。文章力が~とかなんだとかで、筆を折る必要はない。
先に挙げた4点の条件を満たしていない作品を貶めたいわけでも、必ず4点を満たす必要があるわけでもない。
あなたの小説のPV数が伸びないならば、それは単純にPV数が伸びるような条件を満たしていないだけである。それは、そもそもアクティブユーザーが少ないジャンルにいることであったり、R-18のシーンが含まれていなかったり、作品があまりに短すぎたり、あるいは反対に長すぎたり、またあるいは表紙が適切でなかったりするだけで、それ以上でもそれ以下でもないことが多い。
評価を受けている作品は、またPV数も増える。PV数が増えれば、評価を受ける機会も増える。反対に、PV数が少なければ評価を受ける機会も少なく、評価を受けていない作品はPV数も伸びづらい。
PV数が伸びないことを、文章力がないのだと短絡的に結びつけるのは違う。
そして、評価が1件でもある限り、PV数が増える限り、作品を楽しんでいる人は必ずいる。
評価もPV数もある限りは、どうかそのまま活動を続けてほしいと思う。